ホームドクターの教える医学豆知識~免疫力①~

新型コロナウイルス感染の拡大で社会の経済活動を止めてしまい中小の企業の倒産や失業者の続出という未憎悪の社会問題を連鎖しています。
連日のテレビ、ラジオの報道や氾濫するネット情報で多くの国民の健康意識は高まっていますが、はたして正しい情報をキャッチして自分の体の健康保持につなげているかどうかは疑問があるように思えます。

例えば世間では、高齢者や持病のある人は新型コロナウイルス感染症にかかると重症化しやすいなどということが強調され、そのような人たちが自宅にこもり、極力外出を避けて人との会話もなく過ごしていることで精神的に不安やうつ状態になったりしています。
また、運動が出来ないために肥満となったり、足腰の筋力は低下して転倒リスクも高くなったりしています。

高齢者でも普段からもスポーツなどをして元気な人や高血圧、心臓病、がんの既往といった持病があっても薬などで病気が安定していればかかりつけ医に相談した上で、感染症予防をかかさなければ外出などもすることは可能です。
ここで強調されるのは、かかりつけ医が個々の人々の健康状態を十分に把握したうえで的確な健康指導を出来るということであります。

免疫力というのは感染から身体を守る力といってよいかと思いますが、感染の原因には細菌によるもの、真菌といわれるカビの種類、そして今話題になっているウイルスというものがあり、それらが体に侵入してきたときに体が起こす防御反応のことであります。

感染にかかる人とかからない人との違いはいかに自己免疫があるかにかかっています。日常的に免疫を高める生活をしている人は、ワクチンなど摂取せずともインフルエンザにはかからないのがその例です。

人間は生きてく過程で様々な細菌やウイルスによって曝露され、怪我をして傷が膿む、そして風邪をひく、インフルエンザにかかるといった感染に直面しているわけです。

その中で徐々に人間が免疫力を高めていき様々な感染にかからない身体に作り上げていっています。胎児が生後間もなく母体からの免疫をもらい1年間ほどは母乳を飲むことによって、ある程度の感染から防ぐ力を備えられますが、その時期を過ぎると母体免疫が下がってきて自己の免疫を作っていかなければならなくなってきます。次回はどの様にすれば決定的な免疫力を高めることが出来るかの助言をしていきます。