ホームドクターの教える医学豆知識~マスク~

マスク越しのコミュニケーション

朝早くウオーキングをしていると、人通りも少なく空気も澄み、マスクを外し思いっきり呼吸をして身体全体に酸素が行き渡るのを感じた。新型コロナウイルス感染症が流行してから私たちの間には今までになかった大きな壁が出来た。

「マスク」だ。
マスクをかける安心感と共に、私たちは今まで当たり前に取り入れてきた相手の表情から感じ取る豊かなコミュニケーションを行う事が難しくなった。

相手が笑っているとおのずと、こちらもつられて笑顔になる。
相手が不機嫌そうなら、こちらも何かしただろうかと考える。

今までは、近所の方と通りすがりに笑顔で会釈しコミュニケーションを図ることもできたが、今ではマスクをして心無しか下を向きその表情は見えない。


マスクは人の表情を隠す。コロナが流行る前にも、花粉症でもないが1年中常にマスクをしていないと落ち着いて外に出られない、。という話も耳にした。
この布一枚を隔てただけで、安心感をもたらすと共に人との壁を作り出してしまう事がありそうだ。

ただ、マスクをすることで悪いことばかりではない。
感染予防はもとより、更に他者との距離感やエチケットを気にするようになったし、相手の表情が分からない分見知らぬ人にも積極的に声掛けしたり、空気をダイレクトに吸い込み深呼吸し自然のありがたみも身に染みて感じることが出来た。

身近に人との交流をすることが困難になった分、人との繋がりがどれだけ私たちにとって心の支えとなり、精神的な豊かさをもたらしてくれているのかという事を実感された方も多かったことと思います。

今まで外に出ていた時には、スマホに目を落とし空や景色よりも画面と向き合う時間が多かったかもしれない。ただステイホームが続き自宅で画面を見る時間が出来た今、外に出たい、身体を動かしたいと自然と感じることが出来ることに幸せを感じれるようになった。日々の身体との付き合い方を見直し、心のコミュニケーションとのバランスを大切に笑顔あふれる時間を過ごすことで免疫力を高めることができます。健康であることの大切さにも思いをはせることも出てきたのではないでしょうか。

マスク越しのコミュニケーションでは、アクションを普段よりも大きくしたり、マスクをしていても笑顔を心掛けたり、目を見て表現を強めるなど実際には見えないかもしれない部分から笑顔が呼び寄せ健やかな日々を自ら引き寄せていきましょう。