新型コロナウイルス感染症に関してウイルス特異抗体を検査するという事が注目をされています。
抗体検査が陽性か陰性で過去に感染した可能性の有無を知ることができます。
抗体検査陽性であれば少なくともしばらくは(2-3年間)新型コロナウイルス感染症に感染する恐れがないという事になります。
新型コロナウイルス感染症に感染すると血中にIg MとIg Gという2種類の抗体が検出されます。
Ig M抗体はCovid-19に感染して4日から数日内に血中に産生され、その後数週の間検出されます。
Ig G抗体は感染して1週間目頃から血中に生産され数年間持続して検出されます。
抗体検査は指先から採取した数滴の血液(40μl)を検査キットに入れ検査液を添加すると10分ほどで結果が出ます。
新型コロナウイルス感染症に感染した急性期には鼻、咽頭粘液から採取する検体からのPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)や血液中の抗原検査が有効です。
抗体検査は個々の人に新型コロナウイルス感染症に感染した既往の有無を明らかにすることが目的ですが、それと同時に無症状(不顕性)感染者が市中に何人程いるかを知ることで社会の経済活動を再開していくのに役立つことになります。
『真実を知る』ことは新型コロナウイルス感染症に関しても『生活の質』の再建にとって重要な役割を担うものでしょう。
医療法人社団友志会 南和友クリニックでは抗体検査を行っていますのでご希望の方はお気軽にお立ち寄りください。
(注意:発熱や咳などの症状のある方はご検査いただけません。)
医療法人社団友志会 南和友クリニック
院長 南 和友